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BSVの設計トライアル (18) |
StmtFSM
前稿ではBSVにより、ステートベースのFSMを設計しました。ステートベースとは、シーケンスを人手でステートに分解し、一つ一つのステートに対してルールを書くもので、基本的にはverilogと同程度の工数がかかります。一方、BSVにはステートマシンを効率的に設計できる、StmtFSMというライブラリが存在します。
検証用FSM
このライブラリの検証用のために検証用FSMを作成します。検証用FSMは2つのコンカレントなFSMを持ち、一方のSenderFSMがFIFOにデータを詰め(エンキュー)、他方のReceiverFSMがFIFOからデータを取り出す(デキュー)ものとします。コンカレントであり、エンキューとデキューは同時に起こります。

コードに示すように、エンキューはレイテンシ1で実行され、デキューはレイテンシ3で実行されます。各々のFSMは、エンキューデータ、デキューデータをそれぞれ表示します。
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