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Pongと強化学習 (89) |
BSVにより、DumpFSMを改造します。従来のDumpDSMの仕様は、
- SW等の外部指示により、GameFSMにウエイト要求を出す
- GameFSMはSyncWait時にウエイト信号(停止中信号)を出力する
- DumpFSMは停止中信号を確認し、SELをTrueとする
- VRAMの内容をUARTで出力する
- 完了したらSELとウエイト要求をFalseにする
という動作でした。今回改造するポイントは外部指示ではなく、強化学習ソフトウエアの指示により画面ダンプを実施する点です。そのために従来送信部のみであったUARTを受信部も作成します。
- SW等の外部指示により、GameモードがFalseになる
- シリアルデータがSTXを指示したらGameFSMにwait要求を出す
- GameFSMはSyncWait時にウエイト信号(停止中信号)を出力する
- DumpFSMは停止中信号を確認し、SELをTrueとする
- SELがTrueの間は60Hz信号を遮断する。これによりGameFSMが進むことは無い
- VRAMの内容をUARTで出力する
- 完了したらSELとウエイト要求をFalseにする。
- GameモードがTrueになったら60Hz信号を再開する。
図962.1に構造図を示します。DumpFSMモジュールには送信と受信のUARTを配置し、それをテストするテストベンチ内にも同じUARTを対向して配置します。

DumpFSM.bsv