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Neural NetworkをFPGAに実装する |
Neural Network (以下NN)の理論を確認していきます。以下にシグモイドニューロンの図を示します。

図90.1のように入力値x及び係数wをそれぞれn次元ベクトルとし、その積が閾値θより大きい時に発火する場合、活性化関数をシグモイドσ(x)として、
y=σ(w⋅x−θ)
のように表せます。ここで、−θ=b(bはバイアス)とおけば、
y=σ(w⋅x+b)
となります。このシグモイド関数σ(x)は、
σ(x)=11+ex
で定義され、その微分は、シグモイド関数自身を用いて
σ′(x)=σ(x)(1−σ(x)) と表せます。シグモイドは微分が簡単な形で表されるので、学習時のバックプロパゲーションにおいて非常に便利な性質です。一方、勾配消失の問題があることから、近年は使用されず、ReLUにとってかわられています。

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