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確率コントリビューション (6) |
ストレートフォワード
そもそもIFとSM1のコンビネーションの確率全体を求め、以下の
①IF⇒IF
②IF⇒SM1
③SM1⇒IF
④SM1⇒SM1
①~④の和から①と④を引いたのですが、各々を求められるのであれば、DPFの対象は異なるエレメントのフォールトの組み合わせなので、②と③の和で良いはずです。
従って、②のPMHFは記事#489を参照して、 MPMHF,DPF,IF⇒SM1=Pc1R{(IF∪SM) up/down}⋅QIF(t)QIF∪SM(t)⋅Pc2U{SM down}≈KIF,RF2λIFλSM[(1−KDPF)Tlifetime+KDPFτ]
また③のPMHFも同様に MPMHF,DPF,SM1⇒IF≈KIF,RF2λIFλSM[(1−KDPF)Tlifetime+KDPFτ] 従って、PMHFのDPF部分は、(491.1)及び(491.2)を加えて MPMHF,DPF=MPMHF,DPF,IF⇒SM1+MPMHF,DPF,SM1⇒IF=(2λIFλSM)KIF,RF2[(1−KDPF)Tlifetime+KDPFτ]=KIF,RFλIFλSM[(1−KDPF)Tlifetime+KDPFτ] これは過去記事で求めた、(222.9)のPMHF値のDPF項と完全に一致します。
さらに、2021年論文のようにLFMと互換性のあるPMHFを考えるのであれば、IFのMPFフォールトはレイテントにならずに直ちに修理されると考えると、DPFのケースは③のみとなります。従って、PMHFは MPMHF,DPF≈KIF,RF2λIFλSM[(1−KDPF)Tlifetime+KDPFτ]
となります。ただし、非冗長系においてはIFのフォールトは即時修理され、レイテントとならないことからKIF,MPF=0となるので、これを代入すれば、KMPF=KSM,MPFとなり、(491.4)は、
MPMHF,DPF≈KIF,RF2λIFλSM[(1−KSM,DPF)Tlifetime+KSM,DPFτ] となります。
なお、本稿はRAMS 2023に投稿中のため一部を秘匿していますが、論文公開後の2023年2月頃に開示予定です。RAMS 2023が終了したため、秘匿部分を開示します。
確率コントリビューションの稿 完■
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