Processing math: 100%

Article #491

既に発行済みのブログであっても適宜修正・追加することがあります。
We may make changes and additions to blogs already published.

確率コントリビューション (6)

posted by sakurai on July 7, 2022 #491

ストレートフォワード

そもそもIFとSM1のコンビネーションの確率全体を求め、以下の

 ①IF⇒IF
 ②IF⇒SM1
 ③SM1⇒IF
 ④SM1⇒SM1

①~④の和から①と④を引いたのですが、各々を求められるのであれば、DPFの対象は異なるエレメントのフォールトの組み合わせなので、②と③の和で良いはずです。

従って、②のPMHFは記事#489を参照して、 MPMHF,DPF,IF⇒SM1=Pc1R{(IFSM) up/down}QIF(t)QIFSM(t)Pc2U{SM down}KIF,RF2λIFλSM[(1KDPF)Tlifetime+KDPFτ]

また③のPMHFも同様に MPMHF,DPF,SM1⇒IFKIF,RF2λIFλSM[(1KDPF)Tlifetime+KDPFτ] 従って、PMHFのDPF部分は、(491.1)及び(491.2)を加えて MPMHF,DPF=MPMHF,DPF,IF⇒SM1+MPMHF,DPF,SM1⇒IF(2λIFλSM)KIF,RF2[(1KDPF)Tlifetime+KDPFτ]KIF,RFλIFλSM[(1KDPF)Tlifetime+KDPFτ] これは過去記事で求めた、(222.9)のPMHF値のDPF項と完全に一致します。

さらに、2021年論文のようにLFMと互換性のあるPMHFを考えるのであれば、IFのMPFフォールトはレイテントにならずに直ちに修理されると考えると、DPFのケースは③のみとなります。従って、PMHFは MPMHF,DPFKIF,RF2λIFλSM[(1KDPF)Tlifetime+KDPFτ]

となります。ただし、非冗長系においてはIFのフォールトは即時修理され、レイテントとならないことからKIF,MPF=0となるので、これを代入すれば、KMPF=KSM,MPFとなり、(491.4)は、

MPMHF,DPFKIF,RF2λIFλSM[(1KSM,DPF)Tlifetime+KSM,DPFτ] となります。

なお、本稿はRAMS 2023に投稿中のため一部を秘匿していますが、論文公開後の2023年2月頃に開示予定です。RAMS 2023が終了したため、秘匿部分を開示します。

確率コントリビューションの稿 完■


左矢前のブログ 次のブログ右矢

Leave a Comment

Your email address will not be published.

You may use Markdown syntax. If you include an ad such as http://, it will be invalidated by our AI system.

Please enter the numbers as they are shown in the image above.